プレリュンヌ
安本 麻衣
目元を整えることを通じて、その人の明日を少し前向きにする仕事

ダイエットカウンセラーから、まつげの道へ——事業のはじまり
ーなぜ、この事業を始めようと思ったのでしょうか。
今の事業の形につながったきっかけは、もともと私がダイエットカウンセラーとして仕事をしていたことにあります。
当時、お客様が卒業される時に、何かプレゼントとしてできることはないかなと考えていました。その時に、友人からまつげパーマを習ったことが始まりです。
まつげパーマを通してお客様とお話をさせていただくと、施術後に「またお願いします」と言って帰ってくださる方がいました。そのやり取りを繰り返していく中で、今の事業につながっていったという形です。
最初から大きな計画があったというよりも、お客様との関わりの中で少しずつ形になっていった仕事だと思っています。
ー起業前は、どのようなお仕事をされていましたか。
今回は、私にとって2回目の起業という形になります。
15年前から、まつげとダイエットカウンセラーの仕事をさせていただいていました。その延長線上でまつげパーマを学ばせていただき、それをもとに、1度目の個人サロンを始めました。
その後は、自分自身の経験値をもっと積むために、美容室の一角でお世話になりました。そこでまた経験を積ませていただいたことが、今の事業につながっています。
一度自分で始めた経験があり、その後、別の場所で学び直す時間もありました。そうした積み重ねがあったからこそ、今のサロンの形があるのだと思います。
ーやってみようと覚悟を決めた瞬間はありましたか。
お客様からいただいた「またお願いします」という一言です。
その言葉が、今の私につながっていると思っています。施術を受けてくださったお客様が、また来たいと思ってくださる。そのことが何よりうれしくて、自分の中で大きな支えになりました。
特別な出来事というよりも、その一言の積み重ねが、仕事を続ける理由になっていったのだと思います。
“お客様からいただいた「またお願いします」という一言。その言葉が、今の私につながっていると思っています。”
一人で始める不安と、支えてくれた人たち
ー起業前に不安だったことはありますか。
やはり、一人でマンションの一室などで施術をしていくことに対して、本当にお客様が来てくださるのかなという不安はありました。
ただ、不安がある一方で、来ていただけた時の喜びや期待も大きかったように思います。
お客様が来てくださるかどうか分からない。その不安はもちろんありましたが、実際に来ていただけた時には、やっていてよかったなと感じる瞬間がありました。その気持ちが、次へ進む力になっていたと思います。
ー実際に始めてみて、感じたギャップはありますか。
前職では美容室の一角で仕事をしていたこともあり、仲間と一緒に仕事をする楽しさを感じていたのだと思います。
実際に一人でサロンを始めてみると、施術だけではなく、サロン業務のすべてを自分で行うことになります。その量の多さや大変さは、身に染みて感じています。
一人でやるからこその自由さもありますが、同時に、仲間と一緒に働くことのありがたさや楽しさにも改めて気づきました。
ー大変な時に支えになっているものは何ですか。
お客様からいただく「ありがとう」という一言です。
それから、仕事を通じてつながりをいただいている仲間の存在も支えになっています。
そして一番は、家族の笑顔や「頑張ってるね」「頑張ってね」という言葉です。そうした周りの人たちの存在があるから、今も続けてこられているのだと思います。
たくさんの方に支えていただきながら、ここまで歩いてくることができました。
“誠実で、笑顔で、また会いたいと思ってもらえる人であること。それが、自分の中で大切にしている姿勢です。”
誠実に、笑顔で——人との関わりで大切にしていること
ー仕事をする上で、大切にしていることは何ですか。
お客様一人ひとりのお話を、きちんと時間を取ってお伺いすることを大切にしています。
その時に感じている困りごとや、お悩みをお聞きしながら、何かのヒントになるようなことをお伝えできる自分でありたいと思っています。
そのためには、自分自身が日々アップデートされている状態でいることが大切です。お客様にとって少しでも役に立てるように、自分も学び続けていきたいと考えています。
ただ施術をするだけではなく、お客様が話してくださることに耳を傾け、その方にとって必要なことを考えながら向き合うこと。それが、私が仕事をする上で大切にしていることです。
ー人との関わりで、意識していることはありますか。
「また会いたい」と思っていただける人であることを意識しています。
では、また会いたいと思ってもらえる人とはどんな人なのか。そんなことを想像しながら、人と関わるようにしています。
誠実であること。そして、いつ会っても気分のいい笑顔でいること。そんな人でありたいと思っています。
お客様に対しても、仕事で関わる方に対しても、笑顔で関わることは大切にしています。誠実で、笑顔で、また会いたいと思ってもらえる人であること。それが、自分の中で大切にしている姿勢です。
ー周りからは、どのような人だと言われますか。
一見、怖そうだねと言われることが本当に多いです。
最初は話しかけづらそうだなと思われることも多いのですが、実際に話してみると「こんなに話せる人だったんだ」とか「優しい人だったんだね」と言われることがあります。
見た目の印象と、話した時の印象に少しギャップがあるのかもしれません。
ーどんな瞬間にやりがいを感じますか。
お客様が笑顔で扉を開けて帰られる瞬間です。
その姿を見ると、「ああ、良かったな」と思います。自分の仕事が、お客様の明日につながったのではないかなと感じられる瞬間です。
目元を整えることは、見た目をきれいにするだけではありません。お客様が笑顔で帰ってくださることで、その方の気持ちや明日に少しでもつながっているのではないかと思えることが、私にとってのやりがいです。
“目元を整えることは、見た目をきれいにするだけではありません。お客様が笑顔で帰ってくださることで、その方の気持ちや明日に少しでもつながっているのではないかと思えることが、私にとってのやりがいです。”
目元を整え、その人の明日を前向きに——サービスとこだわり
ーどのようなサービス・事業をされていますか。
主に、目元の印象を整えるまつげパーマと、眉毛ワックスをメニューとして提供しています。
目元は、その方の印象に大きく関わる部分です。まつげや眉毛を整えることで、表情の見え方や印象が変わっていきます。
ーどのような方に届けたいサービスですか。
世代を問わず、自分に自信を持ちたい方に届けたいと思っています。
たとえば、就職活動や職場復帰など、人生の節目を迎えている方の背中を押せるようなサービスになっていればいいなと思います。
まつげパーマや眉毛ワックスは、ただ見た目を整えるだけのものではありません。施術を通して、自分に自信が持てたり、背筋がすっと伸びるような感覚につながったりすることもあると思っています。
ご自身の魅力を発見したい方に、届いてくださればうれしいです。
ー他とは違うこだわりや特徴はありますか。
お客様からは、持ちの違いやデザイン力の違いについてお話しいただくことが多いです。
目元には、どうしても左右差があります。その左右差は、お客様の骨格や筋肉の使い方によっても変わってきます。そうした部分を見極めながら、デザインをご提案させていただいています。
また、1回1回の施術のたびに、今日のお悩みをお伺いすることも心掛けています。
1回目より2回目、2回目より3回目という形で、お客様の表情が整っていっているなと感じることがあります。その時々のお悩みを聞きながら、少しずつその方に合った形に近づけていくことを大切にしています。
ー特に力を入れている部分を教えてください。
お客様がご自宅に帰られてからも扱いやすい状態にすることを意識しています。
眉毛であれば、描きやすい土台をつくることを大切にしています。その上で、お客様がどの部分を意識すると描きやすくなるのかを、帰りにお伝えするようにしています。
まつげでは、1本1本の向きを丁寧に仕上げることを心掛けています。そこにマスカラを塗っていただいたり、ご自宅でケアをしていただいたりする時にも、扱いやすい状態になるように施術をしています。
また、眉毛もまつげも、土台となる毛が大事になってくる部分です。そのため、育毛のアドバイスも合わせてさせていただいています。そこは、当店の強みになるのではないかと思っています。
ー特に得意なお客様や施術はありますか。
今まで施術を受けてきた中で、左右差に悩まれていた方や、ご自宅に帰ってからのアフターケアの仕方が分からなかった方には、ご満足いただけているのではないかと思っています。
施術をして終わりではなく、その後にどう扱うか、ご自宅でどうケアするかという部分も大切です。そうしたところまでお伝えすることで、お客様の日常の中でも扱いやすさを感じていただけたらと思っています。
“自分の仕事が、自分一人のためだけではなく、関わる人たちの笑顔につながっていく。そういう場所をつくっていけたらと思っています。”
人の人生が良くなる関わりを——これからの出会い
ー今後、どのような人と出会いたいですか。
関わる方の人生をより良くしたいと思っている方と、つながっていけたらと思っています。
目標に向かって努力をし続けられる方、自分自身を高めていけるような仲間と出会っていきたいです。
自分だけではなく、周りの人やお客様のことも考えながら前に進んでいける方と、一緒に関わっていけたらうれしいです。
ーどのような企業や事業とつながりたいですか。
業種が異なっていても、お客様や関わる人すべての人生が良くなっていくようなお手伝いをしている事業主様とつながっていきたいと思っています。
扱っているサービスや業界が違っていても、人の人生が少しでも良い方向へ向かうように関わっている方とは、共通する部分があると思います。
そうした想いを持つ方々とつながりながら、お客様に喜んでいただける場所づくりをしていきたいです。
お客様に喜んでいただける場所づくりを
ー将来的に実現したい夢や目標はありますか。
今まで出会ってきた方、そしてこれから出会う方とのつながりを深めながら、お客様に喜んでいただける場所づくりをしていきたいと考えています。
社員みんなが笑顔で働いていて、そのご家族も笑顔で過ごしている。そして、関わってくださっているお客様が喜んで帰ってくださる。そのお客様のおかげで、さらにその周りのご家族も笑顔になる。そんな未来を想像しています。
自分の仕事が、自分一人のためだけではなく、関わる人たちの笑顔につながっていく。そういう場所をつくっていけたらと思っています。
ー1年後は、どのような状態になっていたいですか。
まずは、サロンの売り上げを安定させていきたいです。
その上で、仲間とのコラボイベントなど、お客様に喜んでいただけるイベントを積み重ねていきたいと思っています。
一人でサロンを運営する中で大変さも感じていますが、だからこそ、仲間に囲まれているようなサロン経営ができていたらいいなと思っています。
ーここまで走り続けてきた自分に、今、声をかけるとしたら何と伝えますか。
本当にたくさんの方に支えてもらいながら、20代前半から同じ仕事を持って歩いてくることができたなと思います。その点では、感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、まだまだ道半ばです。
ここからも一歩一歩、着実に進んでいきたいと思っています。そして、私と一緒に事業をしたいと言ってくださっている方の夢を形にできるように、進んでいきたいです。
お客様の「またお願いします」という言葉から始まり、これまで多くの方とのつながりに支えられてきました。これからも、誠実に、笑顔で、また会いたいと思っていただける人でありながら、お客様に喜んでいただける場所づくりを続けていきたいと思います。